福岡市中部水処理センター再生処理施設とは放流される処理水の一部を再生処理し、主に水洗トイレの洗浄水として供給しているもので、天神地区渡辺通り、シーサイドももち、博多駅周辺地区、各エリアの施設へ再生水を供給している。
本工事は、現有施設の配水能力が将来不足することから、1,740m³の配水池を増設する工事である。
工事面積のおよそ半分が配水地が占めており非常に狭いヤード内での施工が求められ仮設計画、掘削方法など大変工面させられました。特に地下へ10ｍ以上の構造物となっており出来形確保・品質向上のため精一杯努力しました、その甲斐もあって無事問題なく完成出来ました。
これもまた、発注者やセンターの御指導、協力業者の協力があってのことであり非常に感謝しております。

• 工事名

  中部水処理センター再生処理施設築造（増設）工事

• 工事場所

  福岡市

• 工期

  平成22年3月16日～平成23年3月15日

• 工事概要

  ・ダクタイル管φ150管布設工　L＝483.5ｍ
  ・土工　　　　　　　　　　1式
  ・仮設工　　　　　　　　　1式
  ・躯体工　　　　　　　　　1式
  ・付帯工（再生水管連絡部）1式
  ・付帯工（場内）　　　　　1式
  ・付帯工（電線管部）　　　1式

• 現場責任者

  山見阪　勝、松吉　俊一

昨年6月20日より着工しました飯盛神社本殿屋根葺替ほか修理工事は、福岡市指定の有形文化財を修理するというものです。
神社のおおまかな概要は、創設が貞観元年（856）、建立を天明6年（1786）とし、過去の修理として大正5年（1916）、昭和10年（1935）、昭和52年（1977）が記録にあります。
工事としては、記録撮影に始まり解体、建起し、解体部材の修理、組立それから屋根ラインの復原を経まして現在屋根銅板葺きがほぼ完成のところです。特に神社特有の妻を絞った形（箕甲）や、鬼板、千木、勝男木が棟に取付いて荘厳で、美しい屋根が出来上がっています。
今後は本殿内法からの解体修理組立を経て、外部の基壇亀腹を整備する予定です。今回、飯盛神社様をはじめ、福岡市教育委員会様、河上信行建築事務所様のご指導のもとで修理工事に携わり、その内容が復原、復旧、修理、整備に分けられていてそれによって進められるという工事形態や、一般市民、氏子の方々への現場説明会、また建築委員会、氏子総会での行程報告会などが今までの工事とだいぶ違っている面がありましたが、何とか完成に近づいているところですので、今後も社是にある通り地域社会に貢献できる企業となるべく精進したいと思います。

• 工事名

  飯盛神社本殿屋根葺替ほか修理工事

• 工事場所

  福岡市

• 工期

  平成22年7月20日～平成23年6月20日

• 工事概要

  本殿の国指定文化財建造物修理に準じる修理
  屋根銅板葺替復原
  本殿の建て起しとそれに伴う床の復旧及び身舎柱の割れ修理
  腐朽材虫害材の矧木人木硬化剤による修理及び新材取替復原
  縁廻りの解体、組直し復旧
  足回り貫筋違、小屋梁差替及び雲筋違入れ等の構造補強復原
  亀腹、犬走りの解体整備
  向拝霧除雨除三方板壁の整備
  外壁の藻、カビの撤去および清掃、防藻材の塗布整備
  防災設備復旧

• 現場担当者

  山崎 昌幸