吉井地区消波工設置外工事
本工事は、福岡県二丈町吉井地区及び糸島市加布里地区の2箇所に跨り工事を行ってきました。
吉井地区においては、国道202号海岸沿線車道部へ波が打ち上げられ、一般車への災害が予測される為、又、加布里地区においては、梅雨時期の豪雨により加布里地区全体が水没し、地域家屋の浸水被害が発生していた為、『越波防止対策・浸水防止対策』として工事を進めてきました。
吉井地区では、消波ブロック(テトラポッド)を現地で製作、大型クレーンにて海岸部に設置、擁壁工事、波返し工事の順に施工を行ってきました。国道部・海岸部真横での施工であった為、一般車両への配慮・漁業関係者への被害防止を第一に考え施工してきた事が吉井地区での一番の難点だったと思います。
加布里地区では、国道202号線を掘削し、大量の雨水を流す、ボックスカルバートを布設してきました。当箇所は、交通量の多い国道部の施工であった為、交通災害・昼夜間施工による騒音対策等、地域住民への配慮を行い工事を進めてきた事が最大の難点だったと思います。
現在は、2箇所共に無事故・無災害にて無事完了する事が出来ました。これも、地域住民の方、漁業関係者の方々のご協力があったからこそ成しえた事だと思います。竣工を向かえ感じた事は、『どんなに優秀な技術者がいても、どんなに技術力が優秀であっても、周りの協力なしでは現場を最良の状態で完了することは出来ない』と改めて痛感した現場だったと思います
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工事名
吉井地区消波工設置外工事
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工事場所
福岡県二丈町/福岡県糸島市
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工期
平成21年4月1日~平成22年2月28日
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工事概要
〔堤防・護岸〕吉井地区
海岸土工1式 護岸基礎工4.406m³、護岸工407m³ 消波ブロック2,377個 波返工211m³
排水構造物工1式 大型土のう1式
〔道路改良〕加布里地区
地盤改良63.7KL カルバート工L=37m 排水構造物工1式 構造物撤去工1式 仮設工1式 舗装工1式
縁石工1式 有線通信線路設備工1式 情報ボックス工1式 -
現場責任者
網田 雄二、山見版 勝、宗 淳二、藤本 真司