今宿道路 前原多久地区改良工事
この工事は、平成30年度開通予定である国道202号 今宿道路(有田中央~真方までの約3.4km区間)の道路改良工事です。その中で当現場は前原ICより唐津方面に向かう上下線合わせて延長1.1km区間を施工しました。
そして、今回土工事においては発注者も推進している「i─Construction」を初めて導入し、ICTテクノロジーの最新技術を駆使して施工を行いました。ドローンによる起工測量~3次元設計データ作成~ICT建機での施工~3次元出来形管理~3次元データ納品まで一貫して行いました。初めてのICTに戸惑いとともに、驚きと感動を覚えました。ICT活用によって丁張が一切不要で施工性と安全性が格段に向上し、測量日数も大幅に短縮でき省人化を図ることができました。
その他、ICT施工普及のためのPRを目的に測量業者・建機メーカーと連携し、現場見学会を開催しました。また、建設業の担い手育成として地元高校生を招いてインターンシップ実習も行い、ICTの最新技術を体験してもらいました。今後の建設業界の発展と明日を見据え、新しい一歩を踏み出すことができたのではないかと感じています。
最後に、発注者並びに地元の皆様方、協力業者の方々のご理解とご協力により工期内に無事故無災害で工事を完成することができました。有難うございました。
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工事名
今宿道路 前原多久地区改良工事
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工事場所
糸島市多久地先
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工期
平成29年2月17日~平成29年10月31日(当初)
平成29年2月17日~平成30年3月20日(変更) -
発注者
国土交通省 九州地方整備局 福岡国道事務所
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監理技術者
松吉 俊一
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現場代理人
篠塚 和明
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工事概要
道路改良 施工延長:下り線 L=640m (内 ICT活用対象範囲 L=300m)上り線 L=460m
掘削工:V=36,450m³(内 ICT活用対象土量 V=14,960m³)
路体・路床盛土工:V=32,000m³(内 ICT活用対象土量 V=23,360m³)
法面整形工:A=10,740m²(内 ICT活用対象面積 A=4,730m²)
法面工:A=6,480m²
法面保護工:A=7,975m²
石・ブロック積(張):1.0式
排水構造物工:L=3,300m
カルバート工:L=49m
構造物撤去工:1.0式
情報ボックス工:L=621m
舗装工:A=6,676m²
縁石工:L=235m
防護柵工:L=876m
道路付属施設工:1.0式
応急処理工:1.0式
仮設工:1.0式