老朽化が進む周船寺橋の架替え事業に伴う、国道202号線の迂回路設置及び周船寺橋の撤去を行う工事です。周船寺橋は、昭和12年に架設されて以来80年余り経過しており、老朽化が進んでいます。災害時等における第一次緊急輸送路としての機能確保のため、耐震性能の向上が必要とされていました。
また、周船寺橋が架かる周船寺川は、平成22年7月豪雨で甚大な浸水被害が発生した場所でもあり、現在福岡市で河川改修事業を進めています。周船寺橋は、橋梁部が狭く川幅も狭くなっているため治水上のネックとなっています。これらの課題を解消するため、平成26年度より周船寺橋を架替える事業が着手されています。”当現場は、住宅・店舗が建ち並び歩行者・自転車及び通行車両が非常に多い場所の為、第3者に対する安全確保に十分配慮しながら施工を進めました。さらに、施工箇所に地下埋設物が多くある為、より慎重な作業が求められました。工期が厳しく昼夜での作業もあり非常に大変でしたが、発注者や協力業者の方々をはじめ、関係機関、地元の方々の協力により工期内に無事故無災害で工事を完成することができました。
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工事名
福岡202号 周船寺橋迂回路設置外工事
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工事場所
福岡市西区周船寺3丁目~周船寺2丁目地先
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工期
平成30年8月1日~令和1年6月28日
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発注者
国土交通省 九州地方整備局 福岡国道事務所
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監理技術者
小山 竜治
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現場代理人
角南 真
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工事概要
迂回路設置工:1式
旧橋撤去工:1式
春日市を縦断する警固断層で地震が発生した際に、堰堤の地滑りによる崩壊を防ぐために、春日貯水池堰堤上流部の耐震補強工事を行いました。耐震補強の工法は、周辺地盤への影響が少ない、変位低減型超高圧噴射攪拌工法( L d i s 工法)を用い、地中にコンクリートの柱(Φ1 , 4 0 0 m mL=1.0~8.0m)を造成しています。当現場は、春日貯水池が水道水として利用する、ため池である事から、水位を完全に下げることができず、水位が高い中での施工だったので苦労しました。また、水質汚濁等にも配慮し工事を進めました。最後に、発注者並びに近隣の皆様方、協力業者の方々のご理解とご協力により工期内に無事故無災害で工事を完成することができました。有難うございました。
箱崎の国立九州大学が西区の元岡地区に移転し、その跡地の一部汚染された土壌の処理を行う工事です。
現在、箱崎キャンパス内の建物は随時、解体が行われており、解体が完了した箇所から汚染土壌の処理を行っています。
汚染土壌の処理にあたっては、土壌汚染対策法に基づき順時厳格に処理を行っています。
今回の汚染土処理方法ですが、汚染成分により3種類に分けて処分します。一つは愛媛の処分施設まで貨物船にて運搬し処分するもの、一つは福岡県内のセメント工場にて熱処理するもの、一つは九大敷地内に建設されている洗浄プラントにて洗浄処理するものにわけて行いました。
現地での汚染土の扱いですが、トラックに積込を行なう際、周辺に汚染土が散乱しないよう慎重に積込、積込時に機械のバケットからこぼれた砂もきれいに回収できるよう作業ヤードにはブルーシートを張り回収処分しました。
汚染濃度の高い土壌については、大型土嚢の内側にポリエチレンの袋がついた2重の袋に詰め込み運搬処分を行いました。
普通の掘削作業とは違い大変神経を使います。
ですが、苦労した甲斐があり無事、事故もなく工事を完了する事ができました。
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工事名
九州大学(箱崎)旧理・工地区跡地(Ⅰ-D工区)汚染土壌処理等工事
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工事場所
福岡県福岡市東区箱崎6丁目10-1(九州大学構内)
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工期
平成30年5月22日~平成30年12月7日
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発注者
国立大学法人 九州大学
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現場代理人
瀬利 穣
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監理技術者
篠塚 和明
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工事概要
仮設:1式
土留め仮締切工(鋼矢板)
土工:1式
汚染土処分:1式
汚染土処分総数量 1632㎥
構造物撤去:1式
コンクリート構造物撤去 1246㎥
アスファルト舗装撤去 85㎥
計測工:1式
有害大気計測:1式
地下水分析:1式
福岡市の中心地である中央区の舞鶴3丁目に建設中の分譲マンションの現場です。事業主の東宝住宅株式会社様は、福岡市・北九州市をメインにマンション・戸建て住宅を供給しており、道路を挟んだ東側に隣接するフリーディア赤坂レジデンス(平成30年2月22日引渡し済)の工事に引き
続き、当社へご指名頂きました。
この地は警固断層帯と言う事も有り、地下工事の際には全ての柱位置にてボーリング調査を行い、杭の長さを再確認しました。また、地中には以前の建物の地下部分が残っており、その撤去を行いながらの工事となったため、地下工事に1年近くの工期を要しました。全体工期でも長丁場となっていますが、16ヶ月が経ち、残すところ11ヶ月まで進んできています。
物件自体が、地下鉄の赤坂駅から徒歩5分程度の人気エリアでもあることから、販売状況も好調で、完成引き渡し時には完売している事も考えられるので、工期内無事故・無災害で品質の良い建物をお客様に提供出来る様に頑張っています。
前原IC南産業団地内の当社グループ会社所有の土地を、株式会社幸栄物産様に一部売却し、そこに当社の設計・施工で食肉加工場を新設と本社機能の移転工事を行っています。
工場内は、-45度から+12度までの、温度・湿度の管理された空間になり、HACCP(危害分析重要管理点)対応での施工となります。また株式会社幸栄物産様は、この建物の新築を機にSQF(食品の安全と品質を確保するための国際的なマネジメントシステム)の認証を習得される予定です。無事故で建物を完成させ、質の高い建物を引渡したいと思います。
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工事名
(仮称)幸栄物産糸島工場新築工事
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工事場所
福岡県糸島市富字長尾931-22
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工期
平成31年1月8日~令和1年9月14日
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発注者
株式会社幸栄物産
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設計・施工
アスミオ.株式会社
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用途
工場(食肉加工工場)、事務所
F級(-25℃)3部屋、C級(+5℃、-5℃)6部屋、(+12℃)11部屋、(常温)6部屋、FW(-45℃)
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現場責任者
花木 孝俊
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工事概要
●敷地面積:9,91740㎡ ●建築面積:3,879.62㎡
●延床面積:3,854.82㎡ ●階数・高さ:平屋、9.40m
●構造:鉄骨造
●別途工事:工場ゾーン 防熱工事、冷却設備工事、プロパンガス供給工事